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院長対談シリーズ

対談シリーズ 翻訳家 上野圭一さん

上野 圭一さん

日本ホリスティック医学協会副会長
CAMNet(代替医療利用者ネットワーク)副代表
翻訳家


鈴木登士彦(以下、鈴木):では、改めて今からお願いいたします。

先ほどのお話の続きですが、私は代替医療の基本は生活である、と思っています。

上野圭一さん(以下、上野):そうですね。やはりそもそもそのモデル、健康であるとか、病気であるとかいう「健康」のモデルって一体どこにあるのか? 健康というのは抽象的な概念ではなくて具体的な命のあり方だから、どういうあり方が一番いるに相応しいのか? やはり僕は野生動物とか野生植物だと思うんです。

僕らは野生から離れて人間だけの世界に入ってきた。入ってきたのはいいけど色々矛盾が積み重なって現在のこういう状態、例えば温暖化のように、継続的に地球を壊し続けてきたわけじゃないですか。そうすると、その解決法っていうのはやはりこのあいだの洞爺湖サミットみたいなものではなくて、あそこでは何の解決にもなっていないですね。そうすると本当の意味での緑化の高い生き方は何なのかと考えると、結局は最終的に我々が本来持っていた場所、世界、例えば、身の回りに猿がいたり、というのをもう1回考え直してそちらのほうにできるだけ『体』を近づけてゆく事しかないのではないのかと思うんですよね。

一気に森の中に戻るのはもちろん無理ですけど、ただモデルとしてね。目指すべきモデルとしては、はっきりとそこに焦点を据えていいんじゃないかと思うんですよ。

今最も新しい医療の潮流に「アンチエイジング」があります。世界のアンチエイジング学会を率いているアメリカのアンチエイジングアカデミーなんかの人達の理想像は、アーノルド・シュワルツネッガーなんですね。

鈴木:サイボーグですね。

上野:そう。ああいう風になるんだ、と。年とっても元気で筋肉もモリモリ甦るみたいな。そこに目標をおいて色んなものを飲んだり、切ったり貼ったり刺したりやっているわけですよ。それは、現にすごくお金かけてやっているわけですが、やはり先が見えて来ていますね。今の地球の温暖化と同じで、必ず行き詰まって反動がきて、とんでもない事になる人達、お年寄りが沢山出てくると思う。

だとしたら、やはりもう一つインタラクティブなモデルというのを誰でもが考えるべきではないか。

野に生えている植物とか、野に生きている動物とか虫とかそういうものにモデルを求めて、そこから学んでゆくことがまず重要ではないですかね。

彼らがどういうリズムで生活しているか、どういうものを食べて、どういう風に寝ているのか、そういうことが季節によってどういう風に変わってゆくのか。ということから、人間として学び取れる物は何なのか。

別の言い方で言うと、過去において自分たちの先祖がやってきたことを思い出すというか、想起する。そういったリアリティを思い出してそちらに近づいていくというのかな。

そういう方向性の中に全てのものが含まれていて、それらを含めて、ありとあらゆる人間の知恵が試せるのか?といった時に初めて温暖化というのは結果として防止できる事になるのではないかと思うんですよね。

暑ければすぐ冷房をかけるのではなくて、とりあえず汗をかくとか。寒ければ暖房をつけるのではなくてまず厚着するとか。

それは、まあ、ちょっと前までのライフスタイルじゃないですか。全てそういう風にみんな誰もがやっていた。食べ物も遠い所からくる美味いけど高いものを食べるのではなくて、近所のお百姓さんが作ったものや自分が作ったものを食べる。その土地のものを食べる。結局簡単なことですよね。野生動物がやっていることをする。

鈴木:いま少子化が声高に叫ばれていて、これって日本人は種として衰弱に向かっている証ではないのか?種族としてですね。そう思った時に、安土桃山時代に日本にやってきたヨーロッパ人達の記録には、日本人というのは非常に強いと。当時の欧米人に比べるとずいぶんと強かった。重傷をおっても、骨を折っても、難病になっても驚くべき早さで治ると書かれている文献なんかがかなり有ると思うのですが、同じ日本人なのにずいぶん違っちゃったなと思います。

上野:それは(日本人のほうが)野生に近かったですからね。向こう(欧州人のほう)が先に文明化しちゃったから、先に弱くなっちゃったんだね。その弱い人が見たらすごく強かったんだね。我々が今どこかジャングルの中に入って本当のネイティブの人を見たらきっと驚くよね。

鈴木:本当にそうですよね。僕は治癒力を考えて行く上で、ブラジルがスゴくホットなモデルだと思うんですよね。ブラジルにはまずネイティブとしてのインディオがいて、そこにポルトガル人が来て、スペイン人が来て、労働力としてアフリカ人が連れてこられて。そして日本人が来て、韓国人、中国人が来た。そして多くの人達が何の節操もなく混沌と混血になっていて。そしてそのブラジルの特徴が、人種差別が全くない…。

上野:そうだね。排除しなかったからね。

鈴木:はい。その中で例えば、白人は身体が弱いがブラジル人=インディオの血が入ると体が強い。ナチュラルに筋肉も隆々としているし、なかなか病気をしない、と言われています。上野さんが今おっしゃっていた野生化のある側面というか。彼らを見ていると、やはりそこが治癒力の原点なのだな、と思いますね。

上野:それは、生き物は人間を含めて自然の中から産まれてきて、自然の中に還ってゆく。宿命的にそういうものだから、自然から離れれば離れるほど弱くなるのはしょうがない事なんですよね。弱いからこそ、それを補うために文明の利器を使っていかなくてはいけない。弱いからこそ車が必要だし、弱いからこそエアコンが必要っていうことになるわけですね。