世田谷区用賀の整体院【せたがや手技均整院】|自然療法、更年期障害、不妊治療、妊娠期の腰痛、産後の骨盤調整、マタニティブルー、産後の腰痛、恥骨痛、マタニティ、更年期、妊婦さんbaby一緒OK

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院長対談シリーズ

対談シリーズ 若松美黄先生 小山佳予子先生

若松 美黄先生

筑波大学名誉教授
日本女子体育大学名誉教授
1999年:紫綬褒章受章
コンテンポラリーダンスの草分け的存在で、
70歳を超える現在も現役の男性ダンサーとして活躍中。

小山 佳予子先生

日本女子体育大学准教授
松山バレエ団員であり、松山バレエ学校次席副校長
アメリカ/フィラデルフィアの大学University of ArtsのGuest Teacher
専門分野は「クラシックバレエ」「比較舞踊論」


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鈴木登士彦(以下、鈴木):私が行っております自然手技療法というのは、別名「構造医学」「形の医学」と申しまして、体を一つの構造物としてとらえて、力学的に「形」を整えてゆくことにより「内部環境」を変革していこうとする代替医療なのですが、では“正しい体”とはどういうことか、“正しい体の使い方” とはどういったことになるのか、という疑問が出てきます。造物として体を見た場合の正しいあり方というのは、正中線に対して左右が均等であり、側面から見て耳〜肩峰〜肘〜大腿骨頭〜膝〜外踝が垂直軸を取っていることが、正しい指標となります。

ですが、人の体は常に前後左右に揺れ動いているので、この正しい立位ポジションというのは瞬間的なものとなる、という何ともわかりづらい事になってしまうのですが、本日、先生にお話をお伺いさせていただこうと思ったのは、実際に体を動かして行く中で、正しい体の使い方、バランスの取り方、など一番合理的な体の動かし方について教えていただこうと参った次第です。
 

若松美黄先生(以下、若松):難しいねえ(笑)。

鈴木:申し訳ありません(笑)。

若松:昔、カイロプラクティックが登場して、曲がっている所をまっすぐにしたほうが良いんだというのが流行って。でも、何年かしてみると、曲がっている人も沢山いるし、そういう人はその状態で内臓機構も移動しちゃっているわけだから、果たしてそれをまっすぐ正しくする事がいいか悪いかの問題がでてきた。最初のうちは何でも(まっすぐに)治す、みたいな流れだったのが少し変わってきて、どうも、治すことで、逆に内臓に負荷がかかってきたりすることもあって、簡単にはいかないよな、というのがありましたよね。曲がっちゃったら人生おしまいか、というわけじゃないし(笑)。ですから、正しい姿勢、というのも多様性があって、状況にあわせて探してゆくっていうか。一人ずつどっか違っているものなんだ、というのを最初に言わせてください。
ダンスの世界でも今の話にちょっと接点がありまして、プロで踊りをやっている人は、左右バランスだとか、運動可動性という意味では少しでもニュートラルな、左右対称なほうがいいわけなんですね。とはいえ、現実に二十何歳ぐらいになっていて、もう曲がった姿勢の状態で内臓が出来上がっている人もいるわけです。そこを全員まっすぐにすればいいのか?というのも課題なんですよね。
最初は僕らもみんな「左右均等に」と教わりましたし、学生にはそう言うんだけど、でもそのうちにね、学生の中には右側に回るのが上手いけど、左側に回るのは下手っていうのもいるわけですよ。一生懸命左回りを教えようとした時期もあるの。でもある時からあきらめてね。もう、その人は右しか使わない!そうすると、どういう違いが出てくるか、というと「自分が得意なほうが伸びる」というのと「欠陥を矯正する」という、抽象化するとこういう概念なわけですよ。
それでどうかというと、欠陥を矯正する方が伸びが悪い。「上手いね」とおだてられて得意なほうを得意になってやっていると、別な部分もどんどん発展する。理屈としては右も左も均等にできればいいに決まっているんだけど、結局、褒められた方はあれもこれも!と意欲的になってくる。そこにはモチベーションが変わるんだよね。

鈴木:よく言われる長所進展法という事ですね。